お久しぶりです。
北海道大学工学院量子理工学専攻プラズマ材料工学研究室修士課程第二学年に所属する井口直輝と申します。
就職活動の時に履歴書にこの文言をボールペンで手書きしましたが腱鞘炎を患いました。
さて、いつの日か「中庸の徳」という言葉をこのブログで紹介してくれた方がいましたが、個人的にこの「中庸の徳」という言葉について再考してみたいと思います。
「中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮なきこと久し。」[1]
中庸とは孔子による言葉であり、「偏ることなく、『中』をもって道をなすべし」といったような意味の言葉です。
なるほど、確かにこの言葉には正直納得せざるを得ないでしょう。
そこらへんに転がっている、一大学院生が孔子の言葉を否定するなどという愚行に走ることは、それこそ人徳に反する行為であることは明らかです。
ところで、この「中庸」というものは、""人徳""に対する教えである。という点に個人的には注目したいと考えております。
すなわち、中庸であることは人徳として優れているのであって、主体の持つ人徳に対する尺度として中庸が用いられているのです。
ここで大きな誤解をしてはいけないと個人的に考えるのは、中庸であるべきだということが、そもそもの主体の行為に対しても、中庸であることを強制するわけではないということです。中庸は確かに人間が身に着けるべき性ではあります。しかしながら、その本人が実際に行う「行為」までもが中庸であれということではないと私は考えます。
中庸とはすなわち、自己の思考や思想に偏りを持たず、客観的かつ自己に対して批判的な態度をとりながら、道を歩むべしということなのだと私は解釈します。
しばしば、この「中庸の徳」という文言は都合よく使われているように思います。「ほどほどに、出る杭にならないように...」といった含みや、「周りの空気を読んで行動しろ...」とか「程々が一番いいよね...」といった解釈です。
私はこれらの解釈の「中庸の徳」を断じて認めることはできません。[2]
真の中庸の徳とは、確固とした「中」の姿勢を内の中にもち、様々な視点や角度から状況や課題をバランスよく見ることができ、その「徳」によって、自分が正しいと考える方針を明確に見つけ、より有意義かつ効果的な意思決定そして、行動の出来ることであると私は考えます。
「中庸の徳」は”態度”であって、”行為”ではないのだと私は思います。
[1]「中庸」の意味とは?「中庸の徳」や孔子の教えも例文で解説
https://biz.trans-suite.jp/7015
[2]行為としての「中庸の徳」が奨励されるようなことは、イノベーションやテクノロジーが世界を変化させている現代において個人的にはあまりあってはならないことだ考えるが、かつての高度経済成長期のように一部の人がイノベーションを担い、大部分の人々が、実際に手を動かしてモノを生産するオペレーションによって高い生産性を目指していたような時代にはそれなりに意味のあった言葉なのかもしれない。
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2020.07.28
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こんにちは
工学部2年の池田です。
昨年はこの時期とても暑かった記憶がありますが、今年は肌寒いくらいの気候の日も多くあって、じめじめと暑い名古屋出身の僕としては北海道感を感じられて嬉しく思ってます。
さて、この度日信工業株式会社様からご支援いただいたマスターシリンダーを確認させていただきました!!

マシンの信頼性を高めるため、昨年までと異なり、今年度はマスターシリンダーを地面に対して平行に置いて使用させていただきます。この使用方法に関しまして、たくさんのご助言をいただきました。ありがとうございました!
安全なブレーキを制作していきたいと思います!!
日信工業株式会社様は高いアルミ加工技術とブレーキ製造技術によって、二輪車および四輪車のブレーキの部品を製造しています。二輪車のブレーキ装置のシェアは世界トップを誇ります。弊チームのキャリパーも日信工業株式会社様の製品を使用させていただいています。
2020.07.28
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こんにちは
工学部2年の池田です。
コロナウイルスが収束を迎えたと思いきや、また感染者が増加してきています。
油断ならない状況が続いており、一層気を引き締めなければと思っている今日この頃です。
さて、この度株式会社プロジェクト・ミュー(APP)様からご支援いただいたブレーキラインを確認させていただきました!!

軽量化のために今年度マシンにあった長さのブレーキホースと、省スペースのためにマスターシリンダーから垂直にブレーキホースを伸ばす90°曲がったアダプターをご支援いただきました。
アダプターのご支援依頼は今年度が初めてだったのですが、丁寧に対応していただきました。
株式会社プロジェクト・ミュー(APP)様、このような状況下にも関わらず、ご支援をいただきありがとうございました。
これからブレーキの完成に向けて精一杯努めたいと思います!
株式会社プロジェクト・ミュー(APP)様はブレーキパッドやブレーキローター、キャリパーなどの自動車用ブレーキ部品の製造販売を行っています。
2020.07.27
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こんにちは。
マネジメント部門3年の福井です。
何か楽しいことないかなぁと
他力本願的にいつも思っているわけです。
いやでも、何か自分でもしなければ、と深夜に思い立ちまして。
そのまま眠りにつきました。
そして、朝起きてすぐ。
服を着たままシャワーを浴びたらどれだけ気持ち悪いのか
試してみました。
小さな刺激が欲しくて…
感想から言うと、ただ重い。
薄着でこれだけ重いのだから、パーカーとか着てたらめちゃめちゃ重かっただろうな
とか
小学生の時に楽しみにしていた着衣水泳の授業が自分の年からなくなったな
とか
もし服を着たまま溺れたらここまでは脱ごう、この材質は水着に近い
とか
今自分がしていることは変なことなのか、もしかしたら、いろんな人が実は同じことをやっていて人に言わないだけなのでは
とか
しょうもないことを考える時間にはちょうどよかったです。
シャワーの温度はいつもと同じだったので(冷水のがきっと刺激が強かったけど冷たくて嫌だった)
昔プールの後に暖かいシャワーを浴びた、安心感と幸福感を
擬似体験することができました。
もしかして
非日常は意外と簡単に作り出せるのでは?
と言うのが一番の発見です。
これからも、何か嫌になったら
服を着たまま頭から液体をかけてみようと思います。
ちょっとだけ楽しくなる。皆さんもぜひ。
2020.07.26
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こんにちは。
パワトレ部門リーダーの澤田です。
今回は将来乗ってみたい車について書いていこうと思います。
1.A45s
・コンパクトなCセグメントでありながら
・421ps&500Nmという化け物のエンジン
・内装がかっこいい(Sクラスと遜色ない)
・リアタイヤの左右間でのトルクベクタリング
2.シビックタイプR
・鈴鹿でのFF最速記録を更新
・A45sより軽量
・サーキット走行が楽しいらしい
3.GRヤリス
・1.6リッターターボで280馬力
・コンパクトなBセグメント
・WRCのホモロゲモデル
4.86/BRZ
・もはや定番スポーツカー
・挙げた中で唯一のNA
・パワーがもう少し欲しい
・ニューモデルの噂も
5.AMG GT Black Series
・過去のメルセデスの中で一番かっこいい
・公道を走れるレーシングカー
・買えるわけがないので眺めていたい
2020.07.26
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エアロ部門3年目の本橋です。
北海道もだいぶ夏っぽくなりました。
昼は半袖短パンでも暑いくらいですが、夜はまだ冷えるので風邪ひくかも笑
先日ご報告いたしました通り、
弊チームも規模を縮小してではありますが活動再開を迎えることができました。
8月上旬には大学側の課外活動範囲の再検討もあるらしく、
順調に進めばいつかは合宿もと期待しています。
活動再開からは10日程度しか経っていませんが、はやくもアレがやってきました。
”深夜作業!”です。
放課後から始めて深夜になったり、予定が合わなくて深夜になったり…と理由は様々ですが、
久々に深夜に作業していると、活動再開したなって気持ちになります笑
デッドライン間際とか深夜まで詰めることってありますよね。
他にも忙しい時期になるとどうしても避けられなかったりして、
こう考えると、みなさんやってるんですかね?錯覚?
北大では、深夜までいるのは僕らだけではないようで、
たまに深夜にすれ違ったと思ったら、朝授業してた先生!ってこともあります。
そういう時、次の授業でいつもより話ちゃんと聞こうって気になります笑
他にも、たまにFAの先生が深夜ふらっと現れて、励ましてくれる時もあります。
先生もこんな時間までいるのかと思ったり、いろんな人に支えられてるんだなと思ったり。
気づいたら話それてますが、今後も睡眠時間と相談しながら作業時間を確保していこうと思います。
活動再開とともに少し気になる大会開催の可否。
例年通りであれば発表は9~10月ごろでしょうか。
まだわからないですね。
聞くところによると、すでに豊技は部分的に再開していたり、帝京はまだできていなかったりと、学校によって様々です。 (あくまでも一例)
こればっかりはどうしようもないですが、各チームの活動が再開し、来年大会があることを願っています。
来年大会ある?オリンピックってあるんでしょうか?
2020.07.21
| Comments(0) | 日々の活動
いつも大変お世話になっております。
フォーミュラSAE北海道チームプロジェクトリーダーの濱﨑泰河です。
弊チームでは新型コロナウイルス感染症の影響による、大学からの要請に従い、4月14日よりマシン製作活動を自粛しておりました。
この度、7月10日に「新型コロナウイルス感染拡大防止のための北海道大学の行動指針(BCPレベル)」が、レベル2からレベル1へと移行しました。
それに伴いまして、課外活動に対し、「感染防止に最大限配慮したうえでの許可」が出されたことから、以下に示します弊チーム独自の感染対策の下、製作活動を再開することといたしましたのでご報告させていただきます。
「フォーミュラSAE北海道チーム 新型コロナウイルス感染防止対策方針」
1.マシン製作を行う際には必要最低限の人員のみ集合し、「密閉する・密集する・近距離で会話をする」状態を避けて活動する。
2.ミーティング等、大人数で集まる必要がる機会については基本オンラインでの実施とする。
3.活動を行う前には必ず検温を行い、37.5℃以上ある場合や体調に異変がある場合については登校・活動を禁止する。
4.部室やガレージの出入りに際しては手洗い・アルコール消毒を義務付けする。また設備・器具についても可能であれば使用後消毒・洗浄を行う。
5.部室やガレージに滞在する場合には、基本的にマスクの着用を必須とし、1と同じ状態を保つ。必要に際して同時滞在可能人数を制限する
上記の方針のもと、今後は製作途中であったマシンの完成を目指し、その後感染状況等も踏まえながらテスト走行を実施し、次年度に向けた走行練習・データ収集を行ってまいります。
改めまして、日頃より弊チームを応援いただき誠にありがとうございます。
いまだ事態の終息が見えない中ではございますが、活動が出来ることへの感謝を忘れず今後もマシン製作に努めてまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
2020.07.15
| Comments(0) | 重要報告
シャシ部門3年目の佐藤です。
まだまだコロナウイルスが猛威を奮っているようですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、本ブログのタイトルは「フォーミュラSAE北海道チーム活動報告」ですが、今回は報告することがないのでPythonを始めた話を書こうと思います。
※Python...プログラミング言語の一つ。シンプルな文法が特徴らしいです。(他のプログラミング言語を学んだことがない上にPythonそのものも始めたばかりなので本当にシンプルなのか確証が持てません。)
まずはPythonを始めた理由から。といっても極めて消極的なものです。講義で扱われることになったからです。
本来、僕の所属する応用物理工学コースにプログラミングの講義はありません。(いちおう計算化学では軽くVBAが扱われますが、コーディングは行いません。)しかしコロナの流行で事態が一変します。オンライン講義以外が原則禁止されてしまったことから、実験の講義が出来なくなってしまったのです。僕はてっきりこのまま実験は実験内容を座学で学ぶだけだと思っていたのですが、この時間でPythonを物理と絡めながら学ぶことになったのです。
そんなわけで始まったPythonですが、絶賛大苦戦中です。10行程度のスクリプトで「あってるはずなのに動かない!」と30分以上考え込むこともしばしばあります。しかしこの言語を習得できれば将来の役に立つと思うので、エラーにめげずに頑張っていこうと思います。
余談
Pythonという名前は開発者が好きだったコメディ番組「空飛ぶモンティパイソン」から取られたものだそうです。ですから、もし開発者が志村けんの大ファンだったらこのプログラミング言語はShimuraという名前になっていたかもしれません。
2020.07.04
| Comments(0) | 未分類
どうも、お久しぶりです。最近リニアPCMレコーダーを購入してテンション爆上がりの橋本です。PCMレコーダーというのは、めちゃくちゃ音質のいいボイスレコーダーのことです。こいつでいろいろな音を撮り集めて、動画やPVといった素材に役立てていきたいと思います。ということで今回もブログを書いていきたいと思います(打ち切られた連載から目をそらしながら)。
・・・といったんですが、何より考えても書くことがない。最近は睡眠か食事しかしてない気がします。部屋も荒れてきました(元から)。割と大学とか会社とか、人生の大部分を占めているものがオンラインという目に見えた形態からより自由な形態へと変貌したことによって、リズムを崩されている感がありますね…最初は自由度の高さを魅力に感じていましたが、自由すぎても逆に空虚さを感じる。かといって元の状態がいいかと言えばそうは感じないんですね、忙殺されるから。人間我儘なものです。どうも自分の理想と違うと息苦しさを感じてしまう。
まあ、気長に頑張ります。
2020.07.01
| Comments(0) | 日々の活動