こんにちは。
テクニカルディレクターの横山です。
昨年と一昨年はアンダーパネルを担当していたエアロ部門員でしたが、今年度はエアロ部門がシャシ部門と統合したためボディ部門の所属になりました。
今年の担当パーツは、「サスペンションジオメトリ」と「アップライト」の担当になりました。
サスペンションジオメトリについては知らないことも多く、色々な資料を漁り学習しながらの設計のような形になりました。
昨年までのアンダーパネルの設計方法とは、CADの書き方から何まで違ったため大変でしたが楽しく設計できました。
話は変わりますが、現在ドライバー候補全員でシミュレータ練習をしています。
各々に課題が与えれられ、それを1週間でクリアできるように練習するといった形でかなり盛り上がっています。
そこで、ドライビング技術には、「こう走りたい」というイメージだったり車両の特性を掴む…など色々あると思いますが、「ペダルの操作」に絞って今考えている仮説?のようなものを話したいと思います。
レーシングドライバーの野尻選手がお話されていた内容で、ブレーキのリリースの際は「親指から小指に移す感覚」という様な話がありました。
これを実際に自分でやってみてこの操作のメリットは2つあると思いました。
①微妙の操作がしやすい
②ブレーキのリリース量が足指のどこにあたっているかで感じやすい
①微妙な操作がしやすい
なぜ微妙な操作がしやすくなるのか…これは足首の関節に理由があります。
ただ真っ直ぐ足を動かすとすると、膝という微調整のしにくい関節や、背屈・底屈といった可動域の少ない動作になってしまいます。
これに回内・回外の動作を加えることで微調整がしやすくなるといったメカニズムです。
②ブレーキのリリース量が足指のどこにあたっているかで感じやすい
実際にやってみてこれが一番メリットを感じました。
膝のストロークは感じずらく、自分がどれくらいブレーキをリリースしているか感じづらいですが、足のどこで当たっているかという比較的正確な感覚でブレーキのリリース量を掴むことが出来ます。
人間の感覚は日によっても違いますし、完全に同じ動作をすることはできませんがこのように「どこで」感じるかによってもその振れ幅は抑えられる、もしくはどのようにズレているのか感じやすくなるのではないか…と考えながら練習しています(笑)
人間は関節を支点とした回転運動しかできない生き物なので、ただ「真っ直ぐ動かす」だけでも沢山の関節を駆使して動かしています。
こういった体の動かし方が大事になってくる…まさにスポーツですよね!
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2022.12.24
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ボディ班1年の濱村です。
今プロジェクトではベルクランクの設計担当になりました。ダンパー関連の配置も検証しています。
昨プロジェクトに加入した際はエアロ班としてカウルや、アンダーパネルの製作に関わったので、正直今プロジェクトで想像していなかった部門の設計をする中で新鮮な学びを日々重ねています。
走行性能を考える際のかなり重要なファクターになるサスペンション周りの構造を知っていくことで、どんどんと車に対する自分の興味が湧いてきている感覚があります。
「車が好き」という感覚はかなり昔からあった自覚がありますが、フォーミュラカーに興味を持ったのは2年前にF1を知ったのがきっかけでした。それがなければ僕がこのフォーミュラチームに加入したいと思い至るまでにはならなかったのではないかと感じています。
しかし、チーム加入時はフォーミュラカーに限定されていた自分の車への興味の範囲が、面白いことにこのサークルでの活動を経験していくうちにフォーミュラの外に波及していくのを身に染みて感じます。
「箱車の中にもこんな構造が詰まっていたのか!」と分かってきて楽しくなった側面ももちろんありますが、やはり車に触れあう機会が増えたことが大きかったです。その多くは十勝スピードウェイ様にオフィシャル、合宿などでお邪魔させていたことに関連したことで、今年度は本当に様々な種類の車が集まる「夏祭り」や、各種「耐久レース」でのオフィシャルも印象深いです。また、チームのドライバーの先輩のサーキット走行に同乗させてもらったことは、初めてのサーキット走行の体験であり「こんなに各方向にGがかかるのか!」と驚きました。
まとめになりませんが、乗りたい車に乗るという将来の夢をかなえるために日々活動頑張ります。
2022.12.17
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ボディ班3年の佐藤虹太です。本年度はカウルとハブの設計を担当しています。
各パーツの設計終了期間が迫っているということで、本来ならば部室に行き担当パーツの設計を進めなければいけないのですが、悲しいことに私はコロナに罹ってしまい自粛を余儀なくされています。
先月も扁桃腺炎に罹り、高熱で2、3週間ダウンしていたので自分の免疫力の無さを恨むばかりです。
さて、自粛中に自分の部屋を眺めてみるとモノやゴミが溢れかえっているではありませんか。今年度の大会中に「(今は無き)エアロ班3年の身の周りは汚い」と言われ、初めて自分が片付けのできないことに気がついてから数ヶ月、残念なことに全く進歩が見られません。そこで、足りない頭をフル活用しなぜここまで片付けができないのかを自分なりに考えてみました。
1、そもそも”片付け“の意味合いがズレている
私は
「見えないところにモノを追いやる=片付けをした」
と認識していたのですがこれは片付けに含まれないそうです。
2、捨て方がわからない
一人暮らしを始めてそろそろ3年になりますが、いまだに牛乳パックや電池、小型家電などの捨て方がわからず、引っ越し前の住居からそのまま捨て方がわからないモノ達を新居に持ち込み、見えないところに封印しています。
3、そもそもあまり気にならない
自分で散らかしたモノはそもそもあまり気になりません(他人が散らかすと気になりますが)。
このように、ざっと考えただけでもどんどんと言い訳がましい理由が浮かんできます。しかし、普段の作業中や大会中など、整理ができていないせいで他の部員に多大な迷惑をかけてしまったのでこれからはしっかりと”使ったモノはもともとあった場所に“、”ゴミはゴミ箱に“を徹底していく所存です。
おすすめの整理整頓術などあればぜひ教えてください!
2022.12.14
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マネジメント班4年の小関です。
無事、就職活動を終えて、来春から社会人になります。
就活を通じて、様々な企業の理念や考えに触れ、
Hondaイズムは、「Hondaの歴史の中で、脈々と受け継がれる信念と、語り継がれる言葉たち。」とのことですが、学生フォーミュラにおいても見習うべき言葉がいくつもあります。
まず、
【ノープレー・ノーエラーを排せ】
を挙げます。
意は言葉の通りで、当然、何もしていない人は失敗しません。
一見、何もしないことはプラマイゼロのようで、むしろ存在が全体の士気を下げる負の貢献とすら言えます。
Honda様は「臆病な態度でそこに停滞するのは、相対的な退歩」とまでおっしゃっています。
その点、今年の1年生は優秀で、部室に来ることが既に習慣化していたり、進んで先輩に考えをぶつけ議論したりと、自らがプレーヤーという意識が高いように思います。
こんなに活気のある代が先輩になる、未来の新入部員たちが羨ましいばかりです。
そんな彼らに送りたいイズムは
【A00】。
「最後まで絶対にぶれないための指針、コンセプト」のことをHondaでは「A00」と呼ぶそうです。
これは、「壁にぶち当たったとき、意見が食い違ったとき、常に立ち返りすべての判断基準となるもの」ということで、弊チームでは、マシンコンセプトに当たるでしょうか。
あれこれ試行錯誤していると目的がぶれてしまいがちですが、FHTの「A00」を忘れずに、初めての設計を楽しみましょう!
2022.12.10
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皆様お久しぶりです。学部4年の澤田です。
今回は私が一年間メカとドライバーとして関わったVITA-01というレーシングカーの魅力について書いていこうと思います。
"サーキットをエキサイティングマシンで、安全にローコストで走る。レーシングカーとして生まれた本格的マシン、それがVITA-01です。"
これがVITA-01です。意外と学生フォーミュラに関わっていてもこの車を知らない人は多いのではないでしょうか。
なぜ私がこのレーシングカーを勧めたいかというと、大きく理由は3個あります。
それは
1.低コスト
2.ワンメイクレース
3.セッティングの勉強になる
です。
理由1について
VITA-01という車両はまず本格的なレーシングカーであるにも関わらず、400万以下で新車を購入出来ます。中古車両だと200万から300万程度で購入できます。市販車で考えると大体GRヤリス程度でしょうか。
また、エンジンがヴィッツなどで使用されている1NZ-FEが採用されているため、部品代がとても安いです。それに伴い油脂類も高いものを使わなくても故障のリスクが低いため、安く済ませることが出来ます。
また、タイヤもdunlop製のV01という専用品のワンメイクであり、これまた1セット8万円以下と破格で買うことができます。(しかも全然減らない)
このように維持費も安く済みます。
↑専用品だから公道では走れない
S-FJなどの本格的なフォーミュラなどと比較するとその安さは際立つのではないでしょうか。
理由2について
VITA-01のレースは当然、ワンメイクレースになっており、純粋にドライバーの腕やセッティング技術がそのまま結果として現れます。
例えばF1では予算規模によって差がついてしまいますが、ワンメイクレースでは弄れる範囲が限られているため、だれにでもチャンスがあるわけです。
理由3について
VITA-01はセッティングの幅が広く、セッティング次第でどんな車にも仕上げることが出来ます。セッティングが変更できる点はバネ、ダンパー、アライメント、車高、フロントスタビ、オフセットです。これらを少し変更するだけで、劇的に車の動きが変化します。これだけいじれる範囲が広いとセッティングを煮詰めるのも一苦労です。
そのため、セッティング能力が順位に与える影響は非常に大きく、セッティング能力の向上が期待できます。
ここまでいろいろと文字で魅力を伝えようとしてきましたが、まずは一度乗ってみてほしいです。
VITA01はセッティングの違いによる動きの違いを体感できる良いマシンなので、特に学生フォーミュラのドライバーには是非とも乗ってみてほしいと思います。
学生フォーミュラからVITAを盛り上げていきましょう!
2022.12.06
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こんにちは。1年ボディ班の原田空翔です。
今年はフレームの設計をすることになりました。初めての設計なので苦労していますが、とてもやりがいを感じております。
最近は日本のワールドカップでの活躍が注目されていますね。ちょうど今日クロアチア戦が0時にキックオフして最後はPK戦で負けてしまいました。今までワールドカップの熱意だけでこの北海道の冬の寒さを耐えることが出来ていましたが、負けてしまったことでこの先が思いやられます。
さて、私の趣味について話そうと思います。最近はPerfumeの曲を聴くことにハマっています。私はPerfumeとは全くの無縁だったのですが、先日Perfumeのplasmaというライブが札幌で行われており、知人に連れていってもらったことがきっかけでPerfumeが好きになりました。また、最近は過去にやっていたラジオを聞きながら登校しています。3人はそれぞれ違ったキャラクターがあり、踊りのクセも違うのでそこが見所です。
これからは寒さがさらに厳しくなり、学校に行くのも億劫になりますが、Perfumeの曲を聴いて気分を上げていこうと思います。
フォーミュラに関係の無いことを長々と書いてしまいましたが、皆さんもぜひPerfumeを聞いてみてください。
2022.12.06
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農学部2年 ボディ班 勝野凌世です。本年度はステアリングの設計製作を担当しています。
ついに札幌も雪が積もってしまい,ツルツルになった路面を滑らないようにちょこちょこ歩いています。雪,ワクワクしますよね。
私は今年の4月に入部した当初からもともとクルマに詳しかったわけではなく,特に興味をもってモータースポーツを見たりしているわけでもありませんでした。そんな自分にとってクルマは全くの新しい世界で,学Fの活動で日々知識をつけていくなかでクルマの面白さと奥深さを感じると同時に,「学Fの眼鏡」を通していろんなことが見えてきて少しずつではありますが,世界の解像度が上がっているのを感じています。その例をすこしだけ。
上でも書いたように私は(部内唯一の)農学部生なので,トラクタを用いた実習の授業をたまに受けることがあります。なんとなくトラクタを真正面から見てみるとあら不思議,けっこうな角度をつけて前輪を逆8の字に傾けてポジティブキャンバーを付けているではありませんか。すこし調べてみると不整地を走る車両では直進安定性向上のためにポジティブキャンバーを付けているものが多いということがわかりました。いちおう操舵力低減の効果もありますが,これはパワーステアリングが普及してる現在ではあまり関係なさそうですね。
「そんなこと常識でしょ」と言われてしまえばそれまでですが,こんな感じでクルマに興味をもつことが無ければ気づかなかったであろうことにも気づくことができるようになってきたので,今後はさらに学Fの眼鏡を磨いて世界の解像度を高めていきたいです。
11月のテスト・レポート・プレゼンもひと段落つき,余裕も出てきたので活動頑張ります。
2022.12.03
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