雪ニモマケズ
こんにちは。
テクニカルディレクターの横山です。
現在フレーム製作の方に本格的に入り、今までは部室での設計が多かったのですが最近はもっぱらガレージ作業が増えています。
弊チームの活動場所である、北海道大学・札幌キャンパスの立地する札幌市は最近も寒い日々が続いており、最高気温がマイナス(!)の日も多く改めて見ても寒すぎますね…
やはりこの寒さになると、ガレージの中も極寒の地となり冷え冷えのパイプを触るにはグローブも必須レベルです(笑)
最近はグラインダーでのパイプの端面加工の作業が多く、グローブのすることのできないグラインダー作業は手が冷えてきて動かなくなったら交代、のような方式で順番に行っています。
このような苦労をしていると「札幌は人の住むところじゃない!」と思うことも多々ありますが、これはあながち間違いではない様です。
世界的に見ても札幌市はこの規模の都市としては異例の豪雪地帯なのです!!
世界の首都やそれに準ずる大都市の中で、最も積雪量が多いのは年間平均降雪量597cmの札幌市です。
この597cmというのは、札幌市に続くロシア・サンクトペテルブルクは300cm、カナダ・モントリオールは210cm程度なので圧倒的な数字です。
もちろん同じくらい、それ以上に雪が降る地域はありますがそのほとんどは人のあまり住んでいない地域であり、このような豪雪地帯に200万人近く住んでいる札幌市というのは世界的に見ても異例な地域の様です。
(それ故に、雪対策は市を挙げて取り組んでおり200億円もの予算が取られているようです…)
北海道には札幌に比べて雪の少ない地域もありますが、札幌が道都に選ばれ発展してきた背景にはいくつか理由があるようです。
丈夫な地盤に豊かな水に恵まれた扇状地があることであったり、漁業の盛んな小樽も近くにある。そして大きな平野であることなどから選ばれたそうです。
当時は人口が7人(!)と決して都市といえる場所ではなかったそうですが、150年の開発を経て今では200万人に肉薄するほどの大都市になれました。
たった150年で、急発展した札幌市は碁盤の目状にきれいに開発されていますし、雪まつりなどでも有名な大通りを中心に北は官庁街と住宅、南は商業施設という開拓当時とほとんど同じ配置で現在もあります。
街の開発といった視点でも札幌市は面白い都市のようですね。
雪ニモマケズ、札幌市は150年間かけて急速に発展してきました。
そんな札幌市のように私たちFHTも着実に成長していけるようなチームになりたいと思います!!
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2023.02.11 | Comments(0) | 未分類