「交流会」という存在
こんにちは、一年の濱崎 泰河です。
前々回の小野寺、前回の本橋と同じボディ班エアロ三銃士の最後の一人です。
さて、先週の今頃(11月10日(土))、僕は東京にいました。
理由は、絶賛遠距離中の彼女に会いに…ではなく、早稲田大学さんにて行われた関東学生フォーミュラ連盟の技術交流会に参加させていただくためです。
初めて参加させていただいた交流会は、その技術的な内容はもちろん勉強になり感動しましたが、僕が今回一番驚いたこと、それは「交流会」という行事そのものについてです。
僕は小中高と剣道をしていました。もちろんその中で合同稽古や練習試合のような行事はありましたが、そこでの一番の目的は自分自身が試合をこなして強くなること、あるいはこっそり相手の試合風景を見てその技を盗むことでした。
しかし、今回の「交流会」は違いました。昨年の上位校がチームの工夫した点や技術的ポイントをわざわざ自らプレゼンで教えてくれたり、その後の食事会ではこちらの質問に何一つ嫌な顔をせず答えてくれたり、技術を隠すどころか逆に丁寧親切に教えてくれました。
そこで僕は気づきました。
この「学生フォーミュラ」という活動は今までやってきたものと目指すべきゴールが違うのだと。
この活動に従事している人たちの一番の喜び、それは相手を打ち負かすことではなく、最高のマシンを自分たちの手で作り上げることなのだということです。
ただ相手に勝つことが目標ならば、他のチームにアドバイス等する必要はありません。自分の大学等にこもり作業を続ければ良いだけです。
そんなことをどのチームもしないのはきっと、純粋にみんながクルマが好きで、よりよいマシンを目指しているからだと思います。
もちろん、スポンサー様等多くの人々の支援のおかげで成り立っている以上、大会での好成績は目指さないといけません。良い成績をとるための努力を惜しんではなりません。しかしそんな中でも、いろんな人たちと切磋琢磨しながら「最高のマシン」を目指す気持ちは忘れないでいよう、そう思わせてくれた交流会でした。
ちなみに、同じ班の小野寺が先日購入を発表したベースを僕も3年ほどしていますが、彼にその技術を教えるつもりは一切ありません。
スポンサーサイト